それでは神戸北野にある有名な異人館を何件か紹介してみます。
注)ここに掲載されている以外にもまだまだ神戸北野異人館はあります。 まずは神戸北野異人館のシンボルにもなっている風見鶏の館から。 |
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風見鶏の館 旧トーマス住宅
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ドイツ人建築家の設計により建てられている為、ドイツの伝統様式を取り入れた室内は重厚な雰囲気があり、1階の各部屋の天井のデザインが異なるなど意匠も凝った作りになっています。
風見鶏の館は1977年(昭和52年)ごろまでは学生寮でした。風見鶏の館は外観も立派ですが、見て欲しいのはやはり室内です。室内に置かれた調度品は驚くほど豪華です。ドアノブなどの細い部分にもアール・ヌーヴォーの影響がうかがえます。 |
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風見鶏の館は、神戸北野異人館街の一角に建つ神戸を代表するシンボルと言えます。風見鶏はその名の通り風向きを知る役目も持っているのですが、特に雄鶏は警戒心が強いことから、魔よけの意味や、キリスト教の教勢を発展させる効果があるといわれてきました。
尖塔の上にある風見鶏、山々の緑にひときわ映える色鮮やかな赤レンガの外壁は、他の異人館を圧倒する風格を備えています。
この館は、1909年(明治42年)にドイツ人貿易商G.
トーマス氏によって建てられ、1914年(大正3年)まで自宅として使用されていたものです。
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うろこの家 旧ハリヤー邸
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ひときわ目をひく天然石の外壁。魚のうろこにも見えるところから名の由来です。1905年(明治38年)、外国人の高級借家として居留地に建てられたもので、明治後期に北野の地に移築されました。
アンティークの家具調度品や、古マイセンなど西洋の名だたる磁器のコレクションを公開してあります。
隣接するうろこ美術館ではトロワイヨン、ルオー、キスリンなどの西洋名画が展示されています。 |
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萌葱の館 白い異人館
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昔は白い異人館と呼ばれていましたが1987年建築当時の淡いグリーンの外壁に復元されています。
アメリカ総領事を務めたH、シャープ氏の邸宅として明治36年(1903)に建てられました。昭和19年(1944)に小林秀雄氏(元神戸電鉄社長)の邸宅になりました。
ベランダからの眺望は最高なので必ず見ていってください。 |
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ラインの館
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ラインの館はフランス人J. R..
ドレウェル夫人によって大正4年に建てられました。壁面に張られている横板の線(ライン)の美しさがこの館の名前の由来になっています。
萌黄の館とよく似た構造で、明治期の異人館様式をよくとどめています。ラインの館は入館料が無料です。 |
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旧パナマ領事館
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異人館街を見下ろすように建つ白亜に緑色の桟のコントラストが鮮やかなこの館は元パナマ領事館でした。当時のカルロス領事の執務室、食堂、寝室、ライブラリー、サンルーム等を公開していて、見所も多く興味深いです。
展示されているメソアメリカの至宝・マヤ土器や土偶は学術的にも希少なものです。
また、当館では各国の賓客を招いてたびたびパーティーを開いたそうで、テラスに佇めば優雅なエトランゼの生活ぶりを彷彿とさせてくれます。 |
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パラスティン邸
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ロシアの貿易商、パラスティン氏の住まいだった邸宅を喫茶館として公開しています。
ウェディングスペースとしても利用可能で、パーティーではレストランジャンティオジェ、北野ホテルの料理を提供しています。
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英国館
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建物の内外はフデセック博士在住当時そのままに保存されている異国情緒たっぷりの異人館です。
ぺルシア絨毯を敷きつめた館内は、レンブラントのエッチングをはじめ、さまざまな絵画や美術品、バロックからビクトリア王朝時代の格調高いアンティーク家具・調度品を展示して、往時の英国人の生活様式を見事に再現しています。
また、英国式庭園には、ロンドンタクシーがあり、マントを着ての記念撮影も楽しめます。
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ブライダルミュージアム
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北野・新神戸の異人館 ブライダルミュージアムでは、ブライダルデザイナーとして有名な桂由美さん(国際服飾学会員)の華麗なオートクチュールウェディングドレスと桂由美さんが集められた世界の民族花嫁衣装が展示されています。 |
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