トマトの整枝や摘葉中に誤って茎や根に傷を付けてしまった・・・そんな経験はありませんか?もしそういう時はどういう対処をしたらいいのかお教えします。
トマトを栽培する時に大切な作業がわき芽取り。トマトはわき芽をしっかりと摘み取らないと果実が上に行くほど小さくなってしまいます。
でもわき芽を取る時にうっかり傷を付けてしまった時はどうしたらいいのでしょう?そんな疑問にお答えします。
トマト(ミニトマト)は野菜の中でも病気や害虫が多く発生します。トマトが病気になる原因はそのほとんどはウイルスとカビが原因です。
トマトは元々乾燥した土地で育つ野菜で、実は根だけでなく葉からも水分を吸収しています。その葉から吸収する量が他の野菜に比べて多いので、その分葉から感染する病気には弱いのです。
病気の原因となるのは、ウイルスやカビです。
病気に感染している他の苗から風で運ばれてきたり、灌水(水やり)時の泥の跳ね返りで新たな株の傷口に付着したりすることが発病の原因になってしてしまいます。
以前に植えていた野菜の根を土中に残しておくと、そこでウイルスとカビが繁殖した
それらの病原菌は実は芽かきの時に感染しやすくなります。その理由について説明します。
トマトのわき芽かきですが、手でちぎり取ったりハサミで切り取っている方が多いと思いますが、どういう芽かき方をしても野菜から見れば傷を付けられている事になります。
先ほども書いたようにトマトはとても繊細な野菜で管理が悪いとすぐに病気になってしまいます。手でちぎり取ると勢いで茎の皮を削いでしまうことにもなりかねません。
整枝・摘葉・収穫時にはハサミまたはナイフを必ず利用するようにしましょう。
株を移動して芽かきや整枝作業をする時は、株同士の感染を防止するために面倒でもその都度使用した道具を必ず消毒して次の株で芽かき作業を行うようにします。
傷が付いたトマトの株は運が良ければ無事に収穫まで育ちますが、周囲に畑があって病気に侵されている苗があれば、いくら予防しても病気に感染する確率は高まります。
周辺の畑からの飛散が心配な環境で栽培しているときは、傷口にダコニールという薬を塗ってあげるのも対策の一つです。
この薬は一応農薬になりますが、残留性が低くて生育初期の使用であれば収穫 までに成分 は中和しますから、定められた量と使用期間さえ守れば安全なJAS規格(一般
家庭菜園用)の優しいお薬なので問題ありません。
整枝・収穫用のハサミなど道具の使用する前の消毒にこの薬剤を使用することができます。
この薬剤は葉が変色するウイルスやカビに効果抜群で、耐雨性と耐光性に優れている残効性タイプ。病気の予防だけでなく病気になってからでも効果が期待できます。
希釈タイプなのでスプレーボトルに薄めて作って保存しておいて、芽かき時だけでなく摘葉時や収穫時に道具に「シュッ」と吹きかけて使用出来るので1本あるととても便利な薬剤です。
楽天の最安値ランキングはこちらから
amazonの最安値ランキングはこちらから