野菜のモザイク病対策と治療方法について。モザイク病はあらゆる野菜に発生する病気です。モザイク病の治し方や予防の仕方など野菜栽培士が丁寧にレクチャーします。
モザイク病はどの野菜にも共通して発生するアブラムシなどの吸汁害虫によって引き起こされる「ウイルス」が原因の病気です。
感染すると、野菜の葉・茎・花部分に黄淡色の濃淡が現れて、病気が進行すると、株全体にモザイク状が広がります。
実はモザイク病はウイルス病のため感染すると治療法がない野菜の不治の病と言われる難病です。ウイルス病の治療薬はなく、感染を予防するしか手立てはありません。
残念ですがモザイク病は感染したあとの治療は困難です。ウイルス性の病気は他の株にも伝染するため、発症したら治療薬がなく株を抜き取るしか対策はありません。
感染源となるアブラムシは完全に駆除しましょう。ただしアブラムシの活動が活発になる春以降は手作業での除去では間に合いません。アブラムシを寄せ付けないためには寒冷紗や防虫ネットなどで覆い、アブラムシから守ってやりましょう。
アブラムシを退治する薬剤は「ヒメテントウ」や「ヒメハナカメムシ」などのアブラムシを餌とする益虫を殺さない成分のものを利用しましょう。
数が増えすぎた時はアブラムシ駆除剤の利用も検討しましょう。生育初期や収穫前の薬剤使用であれば、決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響は殆どありません。
ガーデントップ
有効成分は除虫菊から抽出した天然成分(ピレトリン)。収穫前の野菜にも利用できる薬剤です。
分解能力が高いので、有機農産物栽培にも使用できます。ただし、残存期間が短いため、アブラムシが発生する度に散布する必要があります。
天敵にも殺虫効果があるのでテントウムシなどの益虫も一緒に死んでしまうので注意しましょう。
▷楽天市場でおすすめの薬剤はこちら(クリック)
▷amazonでおすすめの薬剤はこちら(クリック)
あめんこ
モザイク病の予防はアブラムシだけでなく吸汁害虫を駆除することが大切です。
この薬剤はアブラムシ以外の小害虫にも効果がある薬剤。更にアブラムシを捕食する益虫への影響が少ないのでおすすめです。
収穫直前の果実への薬害が出ることが稀にありますので、イチゴなどの表皮の薄い野菜の使用時には注意が必要です。
▷楽天市場でおすすめの薬剤はこちら(クリック)
▷amazonでおすすめの薬剤はこちら(クリック)
▷簡単!野菜の育て方 Kitchen Garden Textbook!