東遊園地は神戸三宮駅からフラワーロードを南へ徒歩約5分のところにある公園です。
東遊園地には「近代洋服発祥地の碑」「ボウリング発祥の地の碑」「A.C.シムの記念碑」などさまざまな記念碑などがあり、それぞれは神戸の歴史を知ることが出来るモニュメント。
左の写真は東遊園地前のフラワーロードの歩道には旧生田川をイメージした小川。旧生田川に架かっていた加納橋の花崗岩でできた欄干が設置されています。
神戸市役所前の南北に通じる道路をフラワーロードといいますが、実は昔はここが生田川だったことを知っている方は少ないと思います。実は旧生田川は布引の滝(新神戸駅裏)から加納町→神戸市役所前→神戸税関を通るルートで海まで続いていたのです。 |
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神戸市役所の南側に広がるこの公園が、なぜ遊園地という名前が付いているのだろうと思われる人も多いかも知れません。
昔は旧生田川(現フラワーロード)の堤防敷で、旧居留地開設後まもなく運動場としてアメリカ人によって開かれてました。当初、外国側は「外国人居留遊園」「兵庫居留地集議院支配遊園」などとし、日本側は「内外人遊園地」「内外人民偕楽遊園」とするなど、その呼称が食い違っていたそうです。
1875(明治8)年、日本政府と関連各国との間に条約が締結されてから、「内外人公園」となり、外国人から返還された後は、「加納町遊園地」に、1922(大正11)年から「東遊園地」と呼ばれるようになりました。
これは、旧居留地内の西の公園に対する東の公園という意味で名付けられたそうです。この東遊園地で、外国人がラグビー、サッカー、ホッケー、テニス、野球、クリケットなどを行ったことで、日本人にも近代スポーツが普及していったと言われています。 |
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この東遊園地は、毎年12月に開催されるルミナリエのメイン会場にもなっています。
神戸ルミナリエは犠牲者の鎮魂と、神戸の復興と再生を願い始まったもので、沢山の電球を使った恒例のイルミネーションのイベントです。
震災の起こった日の同じ時刻、1月17日午前5時46分に東遊園地のこの地で「阪神淡路大震災 1.17のつどい」が行われているのもこの東遊園地です。
被災当時をそのままに残した道路や震災復興記念植樹、震災を記録するモニュメント等の震災に関するメモリアルモニュメントが数々設置されています。 |
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この像は阪神淡路大震災によって倒壊しましたが、現在は修復され震災を忘れないためのモニュメントの一つとなって存在しています。
マリーナ像は地震発生の時刻のまま停まってしまった時計を抱え、震災当時の写真と震災の状況が書かれたプレートが前面に設置されています。 |
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東遊園地の南端には、1995年(平成7年1月17日)に発生した阪神・淡路大震災を傷を忘れることのないようにと募金活動を経て、2000年(平成12年)1月16日に「慰霊と復興のモニュメント」が設置されました。
慰霊と復興のモニュメントは地上部が噴水になっており、地下には阪神・淡路大震災の犠牲者の名前を刻んだプレートが収蔵されています。 |
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東遊園地 Yo Check!
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アクセスや駐車場など施設詳細 |
所在地 |
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神戸市中央区加納町6-4-1(地図) |
アクセス |
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JR・市営地下鉄・阪急・阪神・ポートライナー各三宮駅から南に徒歩5分 |
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阪神高速の生田川または京橋ICを降りて約5分。 |
開園時間 |
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24h |
休園日 |
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年中無休 |
駐車場 |
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有り 近くの市営駐車場(有料)を利用出来ます。 |
公式HP |
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なし |
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