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インゲンマメの上手な育て方!
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インゲンマメ
栽培難易度★★☆☆☆
インゲンマメは中南米から17世紀に中国を経由して日本に渡ってきた野菜と言われています。
インゲンに含まれる栄養価はV.B・カロチン・カリウム・食物繊維などで、ビタミン・ミネラルが豊富な健康野菜です。
インゲンには弦あり種と弦無し種があります。弦無し種を選べば支柱を立てる必要がないのでスペースが限られてしまうマンションのベランダなどでもインゲンマメの栽培が可能です。
インゲンは弦無し種の方が育てやすいので、家庭菜園初心者は弦無しインゲンからまずは育ててみましょう。 |
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インゲンマメの栽培カレンダー
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インゲンの植付時期は4月中旬~6月中旬
収穫時期は6月上旬~8月下旬
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インゲンを上手に育てるポイント
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- 雨・高温・乾燥に弱い為、早めに種を蒔くようにしましょう。
- 短期間で何度も収穫出来るので時期をずらして種植えると無駄がありません。
- 種は一晩水に浸けて水分を含ませてやると発芽率が良くなります。
- 種の粒は重ならないように蒔きましょう。間引きの時に株同士が近いと一緒に抜けてしまうことがあります。
- 弦ありインゲンの場合は支柱立ては早めに行う様にしましょう。支柱立てが遅れると隣同士の弦が絡んで上手く巻きつかなくなります。
- 日当たりの良い場所で育てますが、花が咲いてから雨に当てると花粉の付きが悪くなってしまいますので、雨が直接当たらない場所で育てましょう。
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プランターサイズと土づくり
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インゲンを栽培するときのプランターサイズですが、標準タイプ(60㎝程度)以上の深型ものを利用して育てましょう。
インゲンマメは長期間に渡り収穫するので、根群を深く張らせるために深型のプランターを利用するのです。
インゲンマメの用土配合は
赤玉土6.5に対して腐葉土が2.5、それにバーミキュライト1を配合します。それに石灰(用土10ℓに対して10g)混ぜます。
植え付けの1週間前に元肥(化学肥料を用土10ℓに対して10~30g)を入れておくようにします。
インゲンマメをプランターで育てる場合は、排水性の高い用土で育てることが病気の発生を防ぐ最大のポイントになります。
プランターで育てる時は用土を鉢の8部目くらいまでにしておきましょう。 |
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インゲンマメを種から育てる
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4月中旬頃から6月中旬頃までに種を蒔きますが、インゲンマメは多湿・高温・乾燥に弱い為、真夏は実付きが悪くなります。地域ごとの収穫時期の気温を考えて植える時期を決定しましょう。
プランターで植える場合は株間を約20㎝取り、種を植える為のくぼみを作り、弦無し種は3~4粒ずつ、弦あり種は2粒程度、種同士が重ならないように注意して種を蒔いてやります。
種の大きさの3倍程度の盛土をして手で軽く押さえて種と用土を密着させるようにしてやりましょう。盛土の量が多すぎると光量不足で発芽率が下がることがあります。
種を植えた後は乾燥に注意して発芽するまでの間はたっぷりと水を与えて用土が乾燥しないように注意しましょう。 |
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インゲンマメの間引き
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インゲンマメは種まき後、約1週間から10日ほどで発芽します。本葉が3~4枚になった時が間引きのタイミングです。
元気の良い苗を2本残して1箇所に2本立てにしてやりましょう。 |
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支柱(ネット)を立てる
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弦ありのインゲンマメは間引きを行った後に支柱を立ててやります。支柱は合掌式としますが、家庭菜園で育てる時は写真の様なネットを支柱の間に張って育てると管理が簡単になります。
弦無しインゲンの場合は支柱は基本的には必要ありませんが、苗が小さいうちは風邪などで茎が折れてしまう事がありますので、低い支柱を立ててそれに茎を結んでおくと良いでしょう。
弦ありのインゲンマメは草丈が2~3mにも成長します。支柱は長めのものを利用するようにしましょう。
合掌式の場合は交点を低めの位置にして弦同士が絡まないように成長させていくようにしましょう。インゲンは風通しを良くすることが大切です。 |
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追肥の量と与えるタイミング
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インゲンマメはマメ科の中でも比較的多くの肥料を必要とする種類です。蕾が膨らみ始めたら化成肥料を約10gほど株の周りにパラパラっと撒いて株もとに周辺の土と一緒に寄せてやります。
肥料をやりすぎると実が付かない事があるので適量を適期に与えることが上手に育てるポイントになります。肥料のやりすぎには注意! |
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梅雨時期の水やり管理について
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インゲンマメは比較的多湿を好む野菜ですが、花に直接雨が当たると受粉がうまく行われないので開花が始まったら雨には注意が必要です。
また、水やりが不十分だと花が落ちてしまいます。水やりの回数を多めにして花に直接かからないようにすればOKです。
開花が始まったら、畑で育てる場合は敷き藁や腐葉土、プランターで育てる時は新聞紙などで株元をマルチングしてやると管理が楽になるでしょう。 |
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インゲンマメの収穫時期
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インゲンマメは開花後10日~15日くらいが収穫の適期となります。莢の長さが10~15㎝の頃の若莢が一番おいしい頃合いです。
実を取り遅れてしまうとあっという間に莢が固くなってしまうので、莢だけが膨らみ実が膨らむ前に収穫するのがポイントです。
病気の発生を予防するために、手でもぎ取らずハサミで丁寧に莢の根元を切り取って収穫しましょう。 |
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インゲンマメ栽培まとめと病害対策
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インゲンはスペースが狭い場所で育てる時は弦無し種がおススメです。種植え後は水やりを十分に行って乾燥には注意しましょう。芽が出た後も水やりは多めにします。ただし開花後は花粉の付きが悪くなるので花には直接水が掛からないように注意しましょう。
インゲンマメを栽培する時に発生しやすい害虫は、アブラムシ類、ハダニ類、ハモグリバエ類、フキノメイガです。アブラムシ類、ハダニ類、ハモグリバエ類はそれぞれ薬剤で防除出来ます。害虫を見つけたら早期対策を行いましょう。
インゲンマメは梅雨時期に病気が集中して発生します。インゲンマメが掛かりやすい病気は「炭疽病」や「菌核病」などです。これらの病気は採光を良くして通気性を高めてやることで予防することが出来ます。 |
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野菜の育て方(果菜類一覧)
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インゲンマメの育てやすい品種
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弦あり種の育てやすい品種には「モロッコ」や「スラットワンダー」、弦無し種の育てやすい品種は「さつきみどり」や「セリーナ」などがあります。
家庭菜園で育てる場合にホームセンターなどで種を購入すると種子が余ってしまう事が多いと思いますが、インゲンマメの種子は日光の当たらない常温の場所であれば3年~4年は保存できます。 |
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