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カボチャの上手な育て方!
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カボチャは病害虫に強く連作も可能で、手間もかからず育て方も簡単な家庭菜園でも人気の野菜です。
種からでも簡単に育てる事が出来ます。
カボチャに含まれる栄養価はカロチン、ビタミンB群・ビタミンC、食物繊維、カリウムが豊富に含まれています。栄養価は日本カボチャより西洋カボチャの方が高く人気です。 |
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カボチャの栽培カレンダー
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カボチャの植付時期は4月上旬~6月下旬
収穫時期は6月中旬~9月下旬までです。
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カボチャを上手に育てるポイント!
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- 生育適温は17~20℃。10 ℃以下で生育が停まり霜が当たると枯れます。
- カボチャは連作が可能な野菜です。
- つるボケしないように元肥の化成肥料は窒素が少ないものを利用しましょう。
- 親弦の1番果をならせることで養分が果実に取られて弦ボケを防げます。
- あんどん仕立ての場合は果実全体に日光を当てる為に定期的にプランター(鉢)を回してやりましょう。
- 昆虫の飛来が少ないマンション上階のベランダ等で栽培する時は人工授粉をして実を付けてやりましょう。
- 実付きが悪い時はカリ肥料を追肥すると実付きがよくなります。
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プランターサイズと土づくり
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カボチャを栽培するときのプランターサイズは標準タイプ(60㎝程度)以上のものを使用しましょう。
大型品種のカボチャの場合は、1株ごとに1つの植木鉢を利用して育てるようにしましょう。1つの鉢に苗をたくさん植えると収穫量が減ってしまいます。
カボチャの栽培用土は市販の培養土を利用するのが簡単ですが、自分で作る時は
赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1
それに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり10gを混ぜ合わせます。
植え付けの2週間前には土作りを済ませておきましょう。
プランターに入れる用土の量は、ウォータースペースを残して、鉢の8分目程度(淵から2~3㎝)にしておきます。
カボチャは定植又は種を植える約2週間前には土づくりを完了させておきましょう。 |
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カボチャを種から育てる
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市販の種蒔き用用土を用いて3~5号のポリポットに種をへそ(尖った方)を下向きにして2~3粒蒔いて1~2㎝程度覆土してやりましょう。
その後に水をたっぷりと与え、発芽するまでは暖かい場所で土が乾かないように細目に水やりをします。
発芽して本葉が出始めた頃に元気の良い苗を1本に間引き、本葉が3~4枚になるまでポットで育苗します。
カボチャを畑に直播きする時は、畝に4粒種を蒔きホットキャップを被せて保温してやりましょう。
発芽するまでは土壌を30℃前後で管理して、発芽した後は20~25 ℃で管理します。 本葉1枚の時に3本に本葉2本の時に2本に本葉3枚で1本に間引きを行いましょう。 |
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カボチャの苗の植え付け
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カボチャは種を蒔いてから約30日ほどで本葉が3枚まで成長します。
植え付けする時は、表面の根が見える程度(根鉢の表面と用土が同じ高さ)になるように植えて、植え付け後は株元を軽く押さえて根の活着をよくしてやります。
遅霜が発生する地域は霜の発生がなくなってから畑に植え付けましょう。
カボチャの苗は霜に当たると枯れてしまうので注意が必要です。
カボチャは日あたりがよく土づくりが完了いる排水のよい「ほ場」を選んで植えることが上手く育てるポイントです。
定植の10日前までにマルチや敷き藁をかけておいて地温を上げておくようにしましょう。低温だと苗の発育が悪くなってしまうので注意が必要です。 |
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カボチャの整枝
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西洋カボチャは親弦に実がよくなるのでそのまま伸ばし、子弦は2~3本勢いのある弦を残して後はすべて摘み取ってください。
日本カボチャは本葉5枚になった時に親弦の先端を摘み取り、子弦のみを3~4本伸ばして子弦に実を付けさせましょう。 |
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カボチャの支柱を立てる
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ミニ種の場合は弦が伸びてきたら、支柱を立てて弦を誘引してやりましょう。伸ばす弦は親弦のみで途中で出来る子弦は全て切り取ります。
ミニ種は果実が思ったよりも重いので、支柱はしっかりした「あんどん型」の支柱かオベリスクを立てるようにします。 |
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カボチャの人工授粉
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カボチャは確実に着果させるために、人工的に受粉を行ってやりましょう。
カボチャの雄花と雌花の見分け方ですが、雌花の花弁(花びら)の下部はぷっくりと膨らんでいるのに対して、雄花の下部は全く膨らんでいないので、見てすぐに雄花と雌花の違いは見分けられるはずです。
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カボチャを確実に人工受粉させるために、同じ株同士ではなく別の株の雄花と雌花で受粉させるようにしましょう。
ただし、マンションのベランダなどのプランターや鉢で1株だけ育てている時は同じ株で構いません。 |
人工授粉のやり方ですが、雄花の花弁(花びら)を全て取り除き、花粉を雌花の柱頭にこすり付けるように受粉させましょう。
受粉させた後は、受粉日を記入したラベルなどをつるしておくと収穫までの日数管理がしやすくなります。
カボチャは特に親弦の1番花は確実に受粉させるようにしましょう。1番果を実らせると弦や葉の茂りすぎを防止することが出来るため後の収穫量が増えます。
人工受粉は開花した日の朝9時までに行う事も受粉を成功させるコツです。カボチャの人工授粉は朝9時を過ぎてから行っても風などで花粉が飛んでしまうことが多く結実しないことがあります。 |
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追肥のタイミング
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カボチャの追肥は追肥の1回目は1番果の着果後で果実が子供の握りこぶし大程度の大きさになった時、2回目は2~3番果の着果後に与えます。追肥は化成肥料30g~40gほどを株元から離れた位置に施します。
注意することは1番果の着果を確認しても果実が大きくなり始めるまでは肥料を与えないようにする事です。また、葉の色が濃く茂りすぎている時も同様に肥料を控えましょう。
カボチャの追肥は苗の生育状態によって適宜与えるのがポイントです。 |
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カボチャの玉直し
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カボチャの生育管理には他の野菜にはない玉直しという作業があります。
玉直しと言うのは果実が大きくなる途中で、カボチャの形を整える為に向きを変える作業のことです。
カボチャの玉直しの方法とタイミングですが、果実が握りこぶしほどの大きくなった時に花弁が付いていた方を下に向け果実の下側にプラスチックトレーなどを敷きます。
その後の玉直しですが、収穫の1週間~10日前に果実の向きを反対にして果実全体に日光が当たるようにしましょう。
ミニ種をプランターで栽培している場合は、時々、プランターを回して果実全体にバランスよく日光が当たるようにしてやりましょう。 |
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カボチャの収穫時期
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見た目の目安は「果こう」と言われる果実と実を繋いでいるいわゆる「へた」の部分が白くなり亀裂が入ってコルク状になった時が収穫適期です。
また、果実の表面がつるっとして滑らかなものは未成熟な果実なので、深い溝があり表面の艶が消えたものを選んで収穫しましょう。
収穫する時はハサミで果こう(へた)を切り取ります。収穫後は日陰に1週間ほど置いて切り口を乾燥させましょう。
カボチャは一般的に、果実の完熟までにトータルで温度1,000℃が必要と言われますが、家庭菜園ではそこまでの管理は難しいので、受粉した日から日数を計算して収穫するようにしましょう。
収穫までの目安日数は、西洋カボチャが受粉後約40日~50日、日本カボチャが約30日~35日が収穫適期となります。 |
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カボチャ栽培まとめと病害対策
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カボチャは乾燥に強く丈夫な野菜ですが、加湿には弱いので排水対策はしっかりと行いましょう。プランターで栽培する時は鉢底石を敷き詰めるなどして排水を良くします。弦ボケしないように元肥は窒素分が少ないものを利用しましょう。
カボチャにはうどんこ病や疫病が発生します。病気を予防するには、土壌の過湿と葉が繁茂しないようにして、つるの伸長にあわせて十分敷き藁を施すようにしましょう。
周囲の雑草を取り除き風通しを良くすることも、病気発生の予防になります。
カボチャを栽培する時に発生しやすい害虫はウリハムシ(ウリバエ)です。周囲の雑草防除と定期的な殺虫剤散布に努めましょう。
害虫対策は早期発見が大切です。虫食いによる食い跡がないかなど葉の状態をよく観察して、害虫の発生を確認したら早めに除去するようにしましょう。また、害虫が大量に発生してしまった時は被害が拡大しないように薬剤の使用も検討しましょう。 |
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野菜の育て方(果菜類一覧)
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カボチャの種の選び方
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カボチャの育てやすい品種は「はやと」「えびす」「みやび」など。
マンションのベランダなどで栽培する時は生育場所を取らない「栗坊」「プッチーニ」「坊ちゃん」などのミニ種を選ぶとスペースが狭くても育てられます。
カボチャの種子ですが、意外と長命で常温でも3~4年以上保存することが出来、冷蔵保存すれば更に保存期間が延びます。5℃に付き1年程度。 |
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