トウガラシの上手な育て方! |
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栽培難易度★★☆☆☆ 初心者向け トウガラシはナス科の野菜で香辛野菜の代表です。色も綺麗でベランダのプランター菜園にぴったりの夏野菜です。 原産地は南アメリカという説が有力で、日本には1542年にポルトガル人によって伝えられました。 トウガラシに含まれる栄養はビタミンCとカロチンを多く含みます。 |
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トウガラシの栽培カレンダー | ||
トウガラシの播種は3月上旬以降 植付は4月上旬以降収穫は7月上旬から |
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トウガラシを上手に育てるポイント |
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プランターサイズと用土 |
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トウガラシを栽培するときのプランターサイズは標準タイプ以上(60㎝~)で深型のものを利用しましょう。 トウガラシは根を浅く張る野菜で加湿を嫌うため、水はけの良い深型のプランターで育てると上手に育ってくれます。 トウガラシの栽培用土は市販の野菜の土を利用するのが簡単です。 自分で作る時は 赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1 それに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~30gを混ぜ合わせて作りましょう。 トウガラシ栽培で浅型のプランターを使う時は水はけを良くするために、メッシュ付きのプランターか網に入れた発泡スチロールを底が見えない程度まで敷き詰めておきます。 その上はウォータースペースを残し、鉢の8分目程度まで用土を入れます。 |
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唐辛子を種から育てる |
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トウガラシを種から植える時は3月上旬~4月上旬頃に種まきをします。 種から植える時は育苗箱に種を撒き、発芽後にポットに移し替えて定植まで育てましょう。 ポットに直接種を蒔く時は2~3cm間隔で種を押し込むように蒔き、本葉1~2枚の頃に育ちの良い苗を1本残して他は間引いてしまいましょう。 トウガラシの発芽には28℃以上の地温が必要です。地温が低いと発芽しないので温度の管理をしっかりと行いましょう。 種から植えた時は定植出来る大きさに苗が育つまでは約70日~80日ほど掛かります。育苗管理が難しいので初心者は市販の苗から購入して育てると上手く収穫まで育てられるでしょう。 |
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良い苗の選び方 |
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トウガラシの苗の良い苗は、色艶が良い本葉が8~10枚程度で、節間が詰まって全体ががっちりしていて茎が太いものです。 その中でも一番花が咲く直前の苗を選ぶのがポイント。早い時期に売り出されている苗は一番花が付いていないことが多いので、買ってからすぐに植えず、一番花が咲く直前まで育ててから定植しましょう。 |
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苗の植え付け方 |
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トウガラシは寒さに極端に弱いので気温が十分に上がってから苗を植え付けるのが上手に定植させるポイントです。 株間はプランター植えの場合は25㎝以上は確保し、畑植えの場合は40~50㎝の間隔で植え付けましょう。 株間が狭いと野菜が光量不足になるうえ風通しが悪くなって害虫が発生しやすく病気になりやすい状態になります。 植え付ける時は根鉢より少し大きめの穴を掘って、苗を指の間に挟んで根鉢を崩さないようにポットから抜いて穴にそっと入れます。 そのあとに周囲の土を寄せて子葉が地表に出る際まで浅めに植え込み株元を押さえて活着をよくしましょう。植え付けた後はたっぷりと水やりを行ってください。 |
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支柱を立てる |
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トウガラシの植え付け直後の苗は茎が細いため、風などで倒れてしまうことが良くあります。 転倒防止のために早めに仮支柱を立てて苗が倒れるのを防いでやりましょう。紐は結び目を支柱側にして8の字に交差させて支柱に誘引します。 トウガラシの枝は折れやすいので1番花が咲いて側枝が伸び始めた頃に約1mの本支柱に変えます。その後は成長に合わせて数か所か支柱に誘引しておきましょう。 |
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トウガラシの摘心と摘葉・枝数管理 |
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プランター栽培では隣りの苗と枝が干渉してしまい日当たりが悪くなるので、主枝1本と一番花の下の枝を2本残し3本立てとしましょう。畑の場合は一番果より上の側枝は放置で構いません。 その先は花の部分でどんどん枝分かれしていきますが、込み合っている葉のみ切り取って枝は放置して構いません。ちなみにトウガラシの若い葉は煮ると美味しく食べることが出来ます。 ただし、一番花が付いたところから下に出るわき芽はすべて摘み取りましょう。 トウガラシの1番果を摘み取らずにそのまま残してしまうと、株全体が弱って生育が悪くなってしまうので1番果は必ず摘果するようにします。 |
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追肥の頻度と与える量 |
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1番果が付いた時に1回目の追肥を行いましょう。 果実がつき始めたら1株あたり2週間に1回追肥を行いましょう。1回あたり化成肥料を約10g程度を株の周囲にばら撒いて用土と軽く混ぜ合わせるようにして与えます。 液肥の場合は水やりを兼ねて週に1回与えてやります。トウガラシが収穫出来る期間は7月初旬から10月下旬までと大変長いので、肥料切れには十分に注意しましょう。 畑でトウガラシを栽培する時は元肥はそれぞれ1㎡あたり苦土石灰を150g、堆肥を2kg、化成肥料(15:15:15)を150gを施します。追肥は2週間に1度のペースで、化成肥料を1㎡あたり30g、畝の肩部分に施して土寄せをします。 畑でトウガラシを栽培する時は、窒素成分が遅く時期まで効きすぎていると未熟果が増えてしまうので、追肥は6月までとして後は元肥でじっくり育てましょう。 |
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水やりの頻度と与える量 |
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トウガラシは地中に根を浅く張るため、乾燥にはめっぽう弱い野菜です。水やりは朝と夕方の2回、たっぷりと灌水してやりましょう。 土壌の乾燥を防止するために、株元に敷き藁やピートモスを敷いてやると良いでしょう。 プランター栽培の場合は新聞紙で代用しても構いません。 |
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収穫時期(タイミング) |
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トウガラシは植え付けてから1か月半から2か月後、開花してからだと2週間~3週間で収穫の適期となります。 赤く色づいたものから順次収穫していきましょう。1本づつ切り取るか枝ごと切り取っても構いません。 トウガラシの枝は折れやすいので手でちぎり取らずにハサミやナイフを使ってヘタのすぐ上を切り取って収穫しましょう。 収穫したトウガラシは風通しの良いところで乾燥させれば長期保存が可能です。また、葉トウガラシとして利用する場合は、果実が青く小さいうちに茂っている葉を収穫しましょう。 |
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唐辛子の病気と害虫対策 |
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トウガラシを栽培する時に発生しやすい害虫は、カメムシ類、テントウムシダマシ、ハモグリバエ類などです。 害虫の数が少ない時は見つけ次第除去して繁殖するのを防ぎましょう。定植時に防除粒剤を散布したりマルチなどを設置して飛来を防ぐのも害虫対策に有効です。 大量に発生してしまった時は薬剤を散布して駆除することも検討しましょう。害虫の被害を拡大させないためには早期に対策することが大切です。 トウガラシに発生しやすい病気は斑点病です。斑点病は葉の表裏が黄色くなりだんだん大きくなる病気で苗が生育不良になります。 対策としては連作を避けて日当たりと風通しを良くするために枝の込み過ぎに注意しましょう。葉の表面が濡れていると発生しやすいので葉に水が掛からないように水やりを行ってください。発病した葉は感染を防ぐために畑の外で処分しましょう。 |
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