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ズッキーニの上手な育て方!
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ズッキーニ
栽培難易度★★☆☆☆
ズッキーニは外見はキュウリに似ていますが実は別名「つるなしカボチャ」とも言われるカボチャの仲間です。食感はナスに似ていて少し苦味があります。
ズッキーニはカロチンやビタミンB・Cが豊富に含まれていて、料理では油ものと良く合うのでイタリア料理によく利用される人気の夏野菜です。
ズッキーニは収穫後の乾燥に弱く鮮度が落ちる為、採れたてを味わえるので家庭菜園の中でも特にお薦めの野菜。 |
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ズッキーニの栽培カレンダー
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ズッキーニの植付時期は5月上旬~中旬
収穫時期は7月中旬~8月上旬 |
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ズッキーニ栽培のポイント!
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- 乾燥を好みますが、加湿を嫌うので梅雨時期は軒下などに移動しましょう。
- ズッキーニは連作が可能な野菜です。
- 茎が伸びてきたら支柱を立てて株を安定させてやりましょう。
- ベランダなどで栽培する時は人工授粉を行って確実に着果させます。
- ズッキーニの主茎には棘があるので整枝の際などは十分に注意しましょう。
- 夏場の高温期には水切れを起こさないようにしっかり水やりを行いましょう。
- 果実は適当な大きさで収穫、大きく育てすぎると株が疲れてしまいます。
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ズッキーニを種から育てる
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ズッキーニは種からでも簡単に育てる事が出来ます。数を育てる時は種から育て、数株だけ育てるなら苗から育てると良いでしょう。
ズッキーニは3月下旬以降に種をまきます。種から植える時は12cm径のポリポットに2粒ずつ種を蒔いて、発芽後は子葉が出た時に生育の良い方を残して1本立てにしましょう。本葉4枚までポリポットで生育します。 |
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適したプランターサイズと土づくり
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ズッキーニを栽培するときのプランターサイズは大型タイプのものを使用しましょう。プランターの代わりに大型の植木鉢でも育てららえます。
ズッキーニは1株ごとに1つのプランターや鉢を利用して育てます。1つの鉢に苗をたくさん植えると収穫数が減るので注意が必要です。
ズッキーニの栽培用土は市販の培養土を利用するのが簡単ですが、自分で作る時は
赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1、それに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~30gを混ぜ合わせたものを利用します。植え付けの2週間前には土作りを済ませておきましょう。
プランターに入れる用土の量は、プランターの淵からウォータースペースを残して、鉢の8分目程度(淵から2~3㎝)にしておきます。 |
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丈夫な苗の選び方
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ズッキーニの苗は葉の緑色が濃くて茎のしっかりとしたものを選ぶことがポイントです。
苗を購入してすぐに植え付けたい時は、本葉が3枚~5枚に育っているものを選ぶようにしましょう。
苗の葉が小さくて少ない時は、ポットでしばらく育ててから植え付けます。 |
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苗の植え付け(プランターの場合)
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ズッキーニを苗から植え付ける時は根鉢よりも少し大きめの穴を空けて根鉢が崩れないように注意して植え付けましょう。
その後、株元を軽く手で押さえて根の活着を良くしてやります。
植え付けた後は、乾燥を防ぐ為に敷き藁などを被せてたっぷりと水を与えます。 |
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苗の植え付け(畑の場合)
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畑でズッキーニを育てる時は、畝幅は100~120㎝畝高さが20㎝の畝を作り、深さ30㎝の穴を掘って堆肥2Kと化成肥料50gとヨウリン30gの植え付けの2週間前に元肥を施しておきます。 |
植え付け箇所にはマルチを敷いて、株間は90㎝の1列植えとします。
植え付け後はプランター栽培と同様にたっぷりと水やりを行いましょう。 |
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ズッキーニの水やり頻度と与える量
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ズッキーニは乾燥を好む野菜です。ズッキーニの水やりは、用土の乾燥が目立った時に葉が萎れない程度に与えましょう。
灌水が多いとうどんこ病の発生につながるので敷き藁を行って乾燥を防ぎます。
水やりで用土が減って表面に根が見えた時はまし土を行ってください。 |
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支柱立てを行う
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ズッキーニは弦が伸びない代わりに茎が大きく太く伸びていきます。茎背が高くなると強風で茎が折れてしまうことがよくあります。
茎が伸びてきたら50~60㎝の支柱を中央に1本立て、茎と支柱を紐でゆるく結んでやりましょう。
支柱は長めのものを利用し、草丈の成長に合わせて結び目を上部へと移動させます。また、支柱を立てる時は主茎や葉に棘があるので怪我には十分に注意して作業しましょう。 |
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ズッキーニの人工授粉
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ズッキーニをマンションのベランダで育てる時は虫の飛来が少なく上手く受粉が出来ない事があります。確実に着果させるために人工受粉を行ってやりましょう。
雄花の花びらを取り除き雌花の柱頭にこすり付けるようにして受粉させます。花粉は風で飛ばされてしまうので朝9時までに受粉を済ませてやりましょう。 |
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追肥の量とタイミング
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ズッキーニは多肥性の野菜です。実がなりだしたら次々に実を付けるので肥料切れを起こさないように注意しましょう。
プランター栽培の場合は、一番果がなり始めた頃に化成肥料を20日ごとに鉢の淵に沿って10g与えます。液肥を与える場合は1週間から10日に1回与えましょう。
露地栽培の場合は元肥で育てますが、苗の生育状況を見て必要な時に適宜与えるようにします。 |
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ズッキーニの整枝
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ズッキーニの整枝ですが、収穫する果実の下の3節までの葉は残して、下葉は全て摘み取ってしまいましょう。
不要な葉を摘み取ってやることで株疲れを防いで果実の生育を促すことが出来ますし、風通しを良くすることで害虫や病気の発生も未然に防ぐことが出来ます。 |
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ズッキーニの収穫時期
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ズッキーニの収穫時期ですが、受粉を行ってから5日~8日までの未熟果を収穫しましょう。長さが約18㎝~25㎝、直径が4~5㎝が収穫適期の目安です。
花ズッキーニといって花付きの果実を食べることも出来ます。こちらは10㎝~15㎝程度の大きさになったら収穫します。
収穫する時はヘタの部分を切り取って収穫しましょう。ズッキーニは収穫が遅れた果実を取り残たままにしておくと株に負担が掛かるので注意が必要です。 |
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ズッキーニの病気対策と害虫対策
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ズッキーニは乾燥と高温にはとても強いのですが、高温で多湿が続くと、炭疽病、疫病、つる割病・うどんこ病・モザイク病が発生します。
ズッキーニは病気の発生を防ぐ為に、土壌の排水を良くして加湿を避けることが病気の発生を防ぐコツです。病気を発見したら薬剤散布など早急に対策しましょう。
ズッキーニを栽培する時に発生しやすい害虫はウリハムシ・アブラムシ・オオタバコガ・ヨトウムシなどです。害虫の飛来を防ぐ為にシルバーマルチなどが有効です。また、周囲の雑草防除と定期的な殺虫剤散布に努めましょう。
害虫対策は早期発見が大切です。虫食いによる食い跡がないかなど葉の状態をよく観察して、害虫の発生を確認したら早めに処分するようにしましょう。
また害虫が大量に発生してしまった時は無理をせず、これ以上の被害が拡大しないように薬剤の使用も検討しましょう。
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野菜の育て方(果菜類一覧)
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ズッキーニの育てやすい品種
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ズッキーニは種からでも簡単に育てる事が出来ます。種は冷蔵庫などで保管すれば2~3年は保存が可能です。
育てやすいズッキーニの品種には「グリーントスカ」「ゴールドトスカ」「オーラム」「ダイナー」などがありますが、どの品種を選んでも比較的良く育ちます。
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